
2021年 受賞者
2021 Winners
2021年審査委員会
(敬称略、順不同)
2021 Screening Committee
【審査委員長 審査講評】
2021年度の堀場雅夫賞は、「ライフサイエンス分野の分光分析・計測技術」をテーマとして募集され、51件と多数の応募を頂きました。内容は、生命科学に関わる医学、薬学、理学、工学等の様々なバックグラウンドを有する研究者から、多角的なアプローチが示され、秀逸なものが散見されました。審査側も、異なる分野を有する7名の審査員がそれぞれの立場から評価に当たり、書面、合議で慎重に選考を進め、受賞者を決定しました。最終段階では、本賞の設定に至った故堀場雅夫会長の研究、人材に対する想いも振り返り、4名の決定に至っています。受賞された皆様には、本賞に込められたチャレンジ精神を忘れることなく発揮され、当該分野の発展に大きく貢献されることを願っています。
2021 堀場雅夫賞 審査委員長
岐阜薬科大学 先進製薬プロセス工学研究所
特任教授 竹内 洋文
審査 委員長 |
竹内 洋文 |
岐阜薬科大学 先進製薬プロセス工学研究室 特任教授 |
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審査 委員 |
伊吹 リン太 |
立命館大学 総合科学技術研究機構 客員教授 |
津本 浩平 |
東京大学大学院 工学系研究科バイオエンジニアリング専攻 教授 | |
前川 真人 |
浜松医科大学 臨床検査医学講座 教授 | |
海外 審査委員 |
Jürgen Popp |
Professor, Scientific Director, Leibniz Institute of Photonic Technology (Leibniz IPHT) |
社内 審査委員 |
内ヶ島 美岐子 |
株式会社 堀場製作所 営業本部 バイオ・ライフサイエンス(BLS)プロジェクト 副プロジェクトマネジャー |
野口 慎太郎 |
株式会社 堀場製作所 営業本部 バイオ・ライフサイエンス(BLS)プロジェクト BLS Solution Salesチーム チームリーダー |
授賞式
Award ceremony
2021年10月19日(火)に堀場テクノサービス本社ビルにおいて
応募要領ガイドライン
Guidelines

このたびは栄えある堀場雅夫賞の2021年度の受賞者にお選びいただき、関係者の皆様に厚く御礼申し上げるとともに、多岐に渡るご支援を賜った共同研究者の先生方、研究室のスタッフならびに卒業生・現役生の皆さんに心から感謝いたします。受賞対象の成果は、光物理を専門とする私が異分野の先生方との共同研究を通じて始めた生化学反応の光誘導加速システム(LAC-SYS)の原理解明と、ハイスループットなバイオ計測を可能とする「マイクロフロー型LAC-SYS」の研究開発に関するものです。がんや感染症などの超早期診断法の基盤構築など医療・創薬を中心に、食品検査・環境計測など幅広く展開し、人類の明るい未来の実現のために引き続きベストを尽くします。