下記の視点で次世代のエネルギー社会に貢献する“電力や電池を最大限に使い切るための新しい制御の枠組み、またそのための先端分析・計測技術”を募集します。
これからの時代のモビリティやグリッド電源を制御する上で必要となる新しい計測技術に期待します。例えば、電池稼動状態における内部状態を可視化する新しい計測手法や電力需要の予測技術、システム全体を俯瞰的にモニタリングする技術、さらには代表計測点を効果的に探索するための革新的な統計手法にも期待します。
これからの時代のモビリティやグリッド電源のための、物理モデルのみならずデータ駆動による新しいモデリングアプローチやシミュレーション技術に期待します。例えば、インピーダンス法に替わる電池内部状態の精密な推定技術、機械制御と組み合わせ利用が可能な電池充放電時の電気化学反応のモデル化技術、自動車エンジンのIF-THEN場合分け制御における干渉不具合を統計的手法で帰納的に検証する技術、さらには、グリッド電源の電力を安定に、かつ外乱に強く需給バランスを維持する制御技術にも期待します。
上記1)2)は共通して産業応用が可能であり、開発工数の低減やエネルギー利用の効率化に資する技術であることを条件にします。
大学、公的試験研究機関に所属し、上記分野の研究・開発に従事し、以下のいずれかに該当する研究者・技術者。
なお、年齢条項は設けておりませんが、賞の趣旨に則り、応募者の将来性を重視した審査を行います。
2019年10月17日(木)に京都大学芝蘭会館において挙行する授賞式にて、本賞の授与ならびに副賞の贈呈を執り行います。副賞としては、初年度に1件当たり100万円、さらに翌年にも同額を授与します。なお、本賞および副賞の受賞は、授賞式に出席し、応募研究を公表できること、かつ上記の応募資格を有していることを条件とします。
下記の①応募用紙(原紙)、②推薦書(原紙)、③関連論文(用紙)を正副各1部(副はコピー可)、およびこれら(①、②、③)をPDFファイル形式にて保存した電子記録媒体(CD-R、DVD等)、それぞれを堀場雅夫賞事務局に提出して下さい。なお、提出書類等(電子記録媒体を含む)は返却いたしません。
2019年2月18日(月)~5月10日(金)(締切当日必着)
審査結果は、応募者に2019年7月末までにお知らせします。
授賞式および受賞記念セミナーを、2019年10月17日(木)に京都大学芝蘭会館で実施します。あわせて受賞記念レセプションも開催します。
受賞研究の内容は、本賞ホームページおよび弊社の技術情報誌Readout (HORIBA Technical Reports)に掲載します。
〒601-8510
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