超広帯域レーダを用いた人体の超高速立体イメージング
兵庫県立大学 大学院工学研究科・電子情報工学専攻
※ 所属、役職等は受賞当時のものです
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研究概要
超広帯域レーダ※を用いた物体形状イメージングは、物体の検知手段として有効な技術のひとつであり、地中探査などで実用化されている。
しかし、レーダから得た情報をコンピュータで画像化する処理時間が問題となり、自動運転には応用されてこなかった。
阪本氏は、空気中の物体を計測するときに適用できる、新しい物体形状イメージング技術「SEABED法」を開発した。
この手法は、従来の手法と比較して約100倍高速で、さらに人体形状も明瞭にイメージングできる高い分解能を有する。
歩行者の認識技術として、人命を最優先する安心・安全な自動運転技術、さらには交通システムの構築に貢献することが期待される。
※ 超広帯域レーダ:近距離の物体を高い分解能で計測できるレーダ。夜間や逆光などの悪環境下でも使用できる特長をもつ。