マイクロフロー光誘導加速による革新的
バイオ計測技術の開発

飯田琢也

大阪府立大学 大学院理学系研究科
物理科学専攻 教授
(兼務)研究推進機構
LAC-SYS研究所
(RILACS)所長

飯田 琢也

※ 所属、役職等は受賞当時のものです

研究概要

 医療や創薬・公衆衛生などの分野では、タンパク質や糖、疾患の原因となる物質や細菌など、生体由来試料の測定が不可欠である。しかし、従来の測定で用いられていた手法は煩雑な操作が必要なことが多く、高度な技術や高価な測定装置、長い実験時間が必要になるといった課題があった。
 飯田氏は、液体中の光応答性材料(基板、粒子)に光を照射すると周囲にあるタンパク質などの生体物質が集光部に向かう現象を利用し流路内の狭小空間で 測定対象を濃縮・反応加速して測定するマイクロフロー型の光誘導加速システム(LAC-SYS)を開発した。 これにより、従来法と比べて数十~数百倍高感度な測定が可能になり、極微量(fg※オーダー)のタンパク質をわずか数分間で定量評価することに成功した。本技術は医療や食品など様々な分野での幅広い応用が期待される。医薬品開発におけるスクリーニングや個別化医療における患者ごとの病態把握などが迅速・簡便にできるようになると考えられる。
※ fg:1gの1,000兆分の1

これにより、従来法と比べて数十~数百倍高感度な測定が可能になり、極微量(fg※オーダー)のタンパク質をわずか数分間で定量評価することに成功した。
 本技術は医療や食品など様々な分野での幅広い応用が期待される。医薬品開発におけるスクリーニングや個別化医療における患者ごとの病態把握などが迅速・簡便にできるようになると考えられる。
※ fg:1gの1,000兆分の1