淡水および海水中の溶存有機物および汚染物質の光分解性の半連続的評価 ≪水質の指標ともなっている「溶存有機物」の評価システムを構築し、時間的変化などを研究≫

ミヒャエル ゴンジオール氏

メリーランド大学 環境科学センター チェサピーク生物学研究所

准教授 ミヒャエル ゴンジオール氏

※ 所属、役職等は受賞当時のものです

研究概要

水中の溶存有機物は、水中におけるさまざまな生物的・化学的プロセスに影響を及ぼすことから、水質を表す指標の一つとなっている。溶存有機物のうち、蛍光を発する性質をもつものは「蛍光性溶存有機物(CDOM)」と呼ばれ、その分解過程では光分解によるものが重要である。ゴンジオール氏は、太陽光を模擬した光を照射しながらCDOMの光学特性を半連続的に観察できる、新しい光分解システムを構築することに成功した。さらにこの独自のシステムを用いて、海水や湖水中のCDOMや汚染物質の挙動の解明を試み、CDOMの光学的な経時変化や他の水質指標との関係性を初めて明らかにした。この研究は、環境および生態系に密接に関係する溶存有機物の評価方法として、水質の保全・改善に有効な情報提供に繋がるものと期待できる。

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