水中の溶存物検出に向けた電流・光応答に基づく小型分析系の開発≪「現場」での測定ができる小型機器に適した、新しい水質測定方法を考案≫

石松 亮一氏

九州大学 大学院工学研究院 応用化学部門

助教 石松 亮一氏

※ 所属、役職等は受賞当時のものです

研究概要

環境水や土壌の汚染は、現在においてもなお、潜在的な世界的課題となっている。そのため、その場で水の安全性を確認できる簡便な測定法が求められている。石松氏は、イオンの移動電流に着目し、水中の親水性マイナスイオンを高感度に分析できる原理を考案するとともに、水中のプラスイオンを高選択的に多成分同時検出できる「電流応答型イオン選択性電極」を新たに開発した。さらに、有機ELと有機フォトダイオードを応用して、イオン移動に基づく検出が難しい中性物質、たとえば非イオン性界面活性剤をppbレベルまで定量できる分析システムを構築した。これらの分析システムは小型化が可能であり、「その場」分析に適したポータブル測定装置として、世界各国における環境水中の汚染物質測定に貢献することが期待できる。

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